沖縄県子供科学技術人材育成事業　サイエンス・リーダー育成講座2nd

こんにちは。
サイエンスリーダー育成講座事務局の沖縄県公衆衛生協会です。

11月13日（土）～14日（日）にサイエンスリーダー育成講座中学生PJ中南部拠点後半講座を実施しました

★身近な植物（沖縄の植物）の香りと機能性を学ぼう！★
日　時：令和3年10月30～31日、11月13～14日
場　所：琉球大学農学部133室＆千原フィールド
講　師：琉球大学農学部
教授　高良　健作　氏・准教授　稲福　征志　氏・助教　波平　知之　氏

13日（3日目）　食品機能測定にふれてみよう（抗酸化活性）
後半講座初日は農学部付属の千原フィールドに集合してスタートしました！
若干天気が心配でしたが、午前中はなんとか天気も持ち堪え、午後の実験で使う植物採取と牧場見学を行いました。

前回の記憶を呼び起こしながら、あの植物はなんだったか教えてもらいながらみなさんそれぞれ好きな植物を採取しました。




また牧場見学では生後1週間のヤギを抱っこしたり、牛のブラッシングを体験することができました。


今回は植物がメインの講座ですが、農学部には牛やヤギもいて様々な学科があることを知ることができました

午後は実験室に移動してヒトは生きているだけで酸化ストレスをため込むこと、それを消すために食べ物から抗酸化物質を摂取することを学びました。
そのあと、採取した植物から測定した植物を選び、抗酸化活性値を測定しました。

実験器具の扱いにも慣れてきたようで、みなさんテキパキと実験を行っていました。
頼もしいです







14日（最終日）　全体報告会に向けて
最終日は全体報告会に向けて3日間で学んだこと・実験結果をまとめ資料を作成しました。
研究者は研究を行って終わりではなく、必ず研究成果を世に発表することを知りました。
今回は将来に向けた練習ということで、みなさん限られた時間の中で頑張りました。



中学生の全体報告会は12月19日（日）です。
みなさんの発表お楽しみに！

以下受講生からの感想を一部抜粋で掲載します。

・植物に関する様々な実験ができてとても楽しかったです。特にフィールドワークで先生がいろいろな植物について説明してくれたのが楽しかったです。この講座のおかげで植物の知識が大幅に増えました。もしこのような講座がまたあったらぜひ参加してみたいです。

・この講座を通して、自分の科学という世界に対してすごく興味が増えました。自分の知らないことを知る楽しさがあってすごく惹かれました。それと植物のいろんな能力がいっぱい知れたし、人間の体にどんな影響があるのかを詳しく知れたのでよかったです。エネルギーを自分で生み出せない人間にとって、それを補える植物はすごく重要で大切なものだと改めて感じました。

・なかなか中学校の授業では経験できない体験や講義が聞けて自分の中でとても大きな良い刺激になったと思いました。触れたことのない道具、機械や視点で考え・実験ができてとても楽しかったです。将来の職業や行きたい学部・学科が決まっていなかったので、農学部で大学の雰囲気に触れられて少し将来の目標に対して前向きな考えを持ち努力するきっかけにできたと思いました。

・私は理科が得意な方ではなく、好きじゃなかったので最初は他の人についていけるかどうか不安だったのですが、実験やフィールドを散策しているうちに理科が好きになり、もっとやってみたいという気持ちになることができました。精油を抽出する実験では新しい植物を知ることができて、知識も増えましたし、いい香りのする精油を抽出することができて知識も増えました。そのほかの実験も良い経験になりました。この講座に参加して本当に良かったと思いました。

他にもたくさんのうれしい感想をいただきました。
皆さんにとって充実した4日間となって事務局一同嬉しく思います。

来年もパワーアップしてみなさんに講座を提供できるよう私たちも頑張っていきますのでよろしくお願いします