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2020年12月25日
サイエンスリーダー育成講座 中学生プロジェクト 中南部拠点
中学生プロジェクト 中南部拠点
テーマ:沖縄の植物の色・香り・機能性を学ぼう!
身近にある植物や農作物を実際に採取し,その中に含まれる精油や色素の抽出操作を行う。
さらに沖縄県産野菜・果物のビタミンC含量や抗酸化活性測定を通じて,植物成分の有効利用に対する知識や技術を学ぶ。
会 場:琉球大学 農学部
講 師:琉球大学 農学部 教 授 髙良 健作 氏
助 教 波平 知之 氏
准教授 稲福 征志 氏
開催日:全4日 9月26日(土)、9月27日(日)、
11月21日(土)、11月22日(日)
※当初8月に予定しておりましたが、コロナ感染拡大の影響で延期となり、9月からのスタートになりました
【 講座前半 】
9月26日(土)1日目
1日目は植物の成分抽出実験を行いました。
試料採取の為に農場センターで栽培している植物を採取。
シークヮーサーの葉・グヮバの実やローズマリー・ハーブなど受講生が自ら手に取り、香りを吟味し、選んでいきました。
採取した植物を蒸留器に入るように細かく切って、水蒸気の熱で油分を抽出していきます。
水蒸気蒸留法沸騰させること、2時間 フラスコへ油分抽出成功!
このようにして天然の香料やアロマオイルを抽出することができます
明日は、草木染めの体験です!ガーゼに色を染めていきます!
その前に!!綺麗に染める為にガーゼを豆乳に漬けてます!
漬けた後、ガーゼを乾燥させて、本日の講座は終了です。
9月27日(日)2日目
2日目は、昨日(1日目) 豆乳に漬け乾燥させたガーゼを草・木を使って染めていきます。
今回は、フクギ(枝)・カンヒザクラ(枝)・フ―チバー・月桃の葉 を使って
グループ毎に草木染を体験していきました。
草木を煮て、染色液をつくります
ガーゼを染色液につけたあと、色を繊維に定着させる為に媒染液に浸します。
媒染液の種類によって、色合いが変りました
【 講座後半 】
11月21日(土)3日目
前半の講座会場とは場所が変わって、研究室での実施でした
しかも、できたばかりの新しい研究室です
3日目は、ビタミンCについて学びました
身近な食べ物や飲み物を使って、実験です。
いろんなもののビタミンCを測りました。
TA(ティーチングアシスタント)さんの指示にも従いながら、いろいろな器具を活用し、実験していきました
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)にて、ビタミンCを計測していきました
11月22日(日)4日目
4日間は、抗酸化物質について学び、いろんな素材の抗酸化活性能を測っていきました!
紫色のDPPH溶液は、抗酸化物質と反応すると退色して無色になります!
紫色が早く消える試料が抗酸化活性が強いことがわかります。
午後からはグループに分かれて、前半・後半の講座で学んだ事を模造紙にまとめていきました。
4日間の講座お疲れ様でした
それでは、受講生の感想です。
琉球大学教育学部附属中学校 1年 H.K
グループのメンバーと香りが強かったり、香りが良かった植物を採取して、水蒸気蒸留法という方法でその植物の精油という香りの強い油を取る実験をしました。
植物はシークワサーなどのかんきつ類やローズマリーなどのハーブを入れました。
実際に水蒸気蒸留法で実験を行ってみると、少しずつメスフラスコに芳香蒸留水がたまっていきました。
精油は、あるかどうか分からないほどの量だったけど貴重な機会になりました。
球陽中学校 1年 N.S
朝10時に琉大に来た時は広すぎてちょっと迷いましたね。今日の新発見は新しい実を見つけた事です!シトロンと言いましたっけ、、、。外側は濃い緑色で中は白色とはだ色の実が入っていました!実はあんまり味はしませんでしたが、かんきつ系のいいにおいがしました!水蒸気蒸留も牛舎見学も普段はできない事なので、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。
宮里中学校 1年 N.M
今日は水蒸気蒸留法という方法で精油などを取り出したり、牛舎や山羊小屋などに行って牛や山羊とふれ合ったりしました。精油などを取り出した時はフラスコ一杯に入っていたいものが、牛舎などの見学をしに行った後に数mlしか入っていなかったので残念でした。今日は実験も座学もできてとても楽しめました。
宜野湾中学校 2年 R.T
一日目の午後の内容は、午前中に採取した植物から精油や色素を水蒸気蒸留法でとる実験をしました。自分は香りが強い精油ができると思ったけれど、実際ぼくたちのグループの精油は香りが弱くて薄い臭いだったので、植物によって香りの強さがかわることがわかりました。実験が終わった後は琉大の牧場に行きました。牧場では牛やヤギなどと触れ合ったり、畜産について学ぶことができました。今日一日でいろいろなことが学べたので楽しかったです。明日の講座も楽しみです。
開邦中学校 1年 Y.C
2日目の今日はフクギとカンヒザクラと月桃とヨモギを使って草木染めをしました。私たちのグループは月桃を使ってガーゼ染めをしました。草木染めは、植物の葉や枝、樹皮や根などを使って煮ていき、植物の中にある色素を取り出して染めます。今回はなべ1杯分を短時間で煮出しましたが、本格的にする場合は大量の植物を2,3日ほど煮出したり、何回も染めたりと大変だそうです。
月桃は煮出したばかりの時は、うすい黄緑色のような色でしたが、時間がたって沸騰していくにつれてだんだんと茶色っぽい色になっていき、最終的には茶色がかった赤になりました。予想していた色素が緑だったため、かなり違う赤色でとても驚きました。今回は、フクギとカンヒザクラと月桃とヨモギでやりましたが、他の植物だとどんな色が出るか興味がわきました。これから機会があれば、他の植物でもやってみたいなと思った。
桑江中学校 1年 K.B.
最初に、ヨモギを煮て、色を出す。色はとても強い緑でした。自分が予想していたのは、草などの鮮やかな緑でしたが、とても濃い緑でした。その水に昨日作ったガーゼを入れて煮込みました。そして、銅、鉄、アルミのどれかをかけて色を残しました。ちなみに自分は銅を使いました。とても勉強になったので、とても良かったと思いました。
琉球大学附属中学校 1年 M.N.
草木染 午前中に漬けたガーゼハンカチを色ムラにならないように先生たちが混ぜていた。ガスコンロはあまり家でも使わないから使い方がわからなかったけどこの実験で、あらためてわかった。
金属の液体で銅が蛍光の青のような色だったので、銅の媒染液はとかす前の銅と違って面白い色になるんだなと思った。私は銅、アルミ、鉄の媒染液の中から鉄をやって、鉄をつけると、しぶい感じの色になった。髙良先生の話から、地域ごとに染め方、媒染液、模様のつけ方は異なって、色んな草木染ができると知った。最後に農学部の敷地を周った。牧草が植えてあるところがいっぱいあってきれいだった。ウコンを改良してブランドのウコンを開発したと聞いて感心した。
与勝緑が丘中学校 2年 H.T.
私たちのグループはカンヒザクラの枝、皮を使って草木染という植物の色素を使う染め物をしました。カンヒザクラの枝、皮を煮てざるでこし、豆乳をつけておいたガーゼハンカチを染色液につけました。サクラだし枝も赤みがあるものがあったので、染色液はピンク色かと思いましたが、赤みのある茶色(桜がしおれた色)になっていました。次に媒染液にガーゼハンカチをひたしました。媒染液には色素を落ちにくくしたり、色味が変わる等の意味があるそうです。媒染液なしのハンカチはあわい桜色なのに比べてアルミ媒染液、銅媒染液は色があわくなったり、あざやかになったりと多少の色の違いがありました。どのグループでも一番違いがわかりやすいのが、鉄媒染液で黒めになりました。色落ちについては予想がつきましたが、色味まで変わるのは知りませんでした!またあまった時間に与那国馬とのふれあいや農園内案内などもして下さりました。とても新鮮で楽しかったです。貴重な体験ありがとうございました!
テーマ:沖縄の植物の色・香り・機能性を学ぼう!
身近にある植物や農作物を実際に採取し,その中に含まれる精油や色素の抽出操作を行う。
さらに沖縄県産野菜・果物のビタミンC含量や抗酸化活性測定を通じて,植物成分の有効利用に対する知識や技術を学ぶ。
会 場:琉球大学 農学部
講 師:琉球大学 農学部 教 授 髙良 健作 氏
助 教 波平 知之 氏
准教授 稲福 征志 氏
開催日:全4日 9月26日(土)、9月27日(日)、
11月21日(土)、11月22日(日)
※当初8月に予定しておりましたが、コロナ感染拡大の影響で延期となり、9月からのスタートになりました
【 講座前半 】
9月26日(土)1日目
1日目は植物の成分抽出実験を行いました。
試料採取の為に農場センターで栽培している植物を採取。
シークヮーサーの葉・グヮバの実やローズマリー・ハーブなど受講生が自ら手に取り、香りを吟味し、選んでいきました。
採取した植物を蒸留器に入るように細かく切って、水蒸気の熱で油分を抽出していきます。
水蒸気蒸留法沸騰させること、2時間 フラスコへ油分抽出成功!
このようにして天然の香料やアロマオイルを抽出することができます
明日は、草木染めの体験です!ガーゼに色を染めていきます!
その前に!!綺麗に染める為にガーゼを豆乳に漬けてます!
漬けた後、ガーゼを乾燥させて、本日の講座は終了です。
9月27日(日)2日目
2日目は、昨日(1日目) 豆乳に漬け乾燥させたガーゼを草・木を使って染めていきます。
今回は、フクギ(枝)・カンヒザクラ(枝)・フ―チバー・月桃の葉 を使って
グループ毎に草木染を体験していきました。
草木を煮て、染色液をつくります
ガーゼを染色液につけたあと、色を繊維に定着させる為に媒染液に浸します。
媒染液の種類によって、色合いが変りました
【 講座後半 】
11月21日(土)3日目
前半の講座会場とは場所が変わって、研究室での実施でした
しかも、できたばかりの新しい研究室です
3日目は、ビタミンCについて学びました
身近な食べ物や飲み物を使って、実験です。
いろんなもののビタミンCを測りました。
TA(ティーチングアシスタント)さんの指示にも従いながら、いろいろな器具を活用し、実験していきました
HPLC(高速液体クロマトグラフィー)にて、ビタミンCを計測していきました
11月22日(日)4日目
4日間は、抗酸化物質について学び、いろんな素材の抗酸化活性能を測っていきました!
紫色のDPPH溶液は、抗酸化物質と反応すると退色して無色になります!
紫色が早く消える試料が抗酸化活性が強いことがわかります。
午後からはグループに分かれて、前半・後半の講座で学んだ事を模造紙にまとめていきました。
4日間の講座お疲れ様でした
それでは、受講生の感想です。
琉球大学教育学部附属中学校 1年 H.K
グループのメンバーと香りが強かったり、香りが良かった植物を採取して、水蒸気蒸留法という方法でその植物の精油という香りの強い油を取る実験をしました。
植物はシークワサーなどのかんきつ類やローズマリーなどのハーブを入れました。
実際に水蒸気蒸留法で実験を行ってみると、少しずつメスフラスコに芳香蒸留水がたまっていきました。
精油は、あるかどうか分からないほどの量だったけど貴重な機会になりました。
球陽中学校 1年 N.S
朝10時に琉大に来た時は広すぎてちょっと迷いましたね。今日の新発見は新しい実を見つけた事です!シトロンと言いましたっけ、、、。外側は濃い緑色で中は白色とはだ色の実が入っていました!実はあんまり味はしませんでしたが、かんきつ系のいいにおいがしました!水蒸気蒸留も牛舎見学も普段はできない事なので、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。
宮里中学校 1年 N.M
今日は水蒸気蒸留法という方法で精油などを取り出したり、牛舎や山羊小屋などに行って牛や山羊とふれ合ったりしました。精油などを取り出した時はフラスコ一杯に入っていたいものが、牛舎などの見学をしに行った後に数mlしか入っていなかったので残念でした。今日は実験も座学もできてとても楽しめました。
宜野湾中学校 2年 R.T
一日目の午後の内容は、午前中に採取した植物から精油や色素を水蒸気蒸留法でとる実験をしました。自分は香りが強い精油ができると思ったけれど、実際ぼくたちのグループの精油は香りが弱くて薄い臭いだったので、植物によって香りの強さがかわることがわかりました。実験が終わった後は琉大の牧場に行きました。牧場では牛やヤギなどと触れ合ったり、畜産について学ぶことができました。今日一日でいろいろなことが学べたので楽しかったです。明日の講座も楽しみです。
開邦中学校 1年 Y.C
2日目の今日はフクギとカンヒザクラと月桃とヨモギを使って草木染めをしました。私たちのグループは月桃を使ってガーゼ染めをしました。草木染めは、植物の葉や枝、樹皮や根などを使って煮ていき、植物の中にある色素を取り出して染めます。今回はなべ1杯分を短時間で煮出しましたが、本格的にする場合は大量の植物を2,3日ほど煮出したり、何回も染めたりと大変だそうです。
月桃は煮出したばかりの時は、うすい黄緑色のような色でしたが、時間がたって沸騰していくにつれてだんだんと茶色っぽい色になっていき、最終的には茶色がかった赤になりました。予想していた色素が緑だったため、かなり違う赤色でとても驚きました。今回は、フクギとカンヒザクラと月桃とヨモギでやりましたが、他の植物だとどんな色が出るか興味がわきました。これから機会があれば、他の植物でもやってみたいなと思った。
桑江中学校 1年 K.B.
最初に、ヨモギを煮て、色を出す。色はとても強い緑でした。自分が予想していたのは、草などの鮮やかな緑でしたが、とても濃い緑でした。その水に昨日作ったガーゼを入れて煮込みました。そして、銅、鉄、アルミのどれかをかけて色を残しました。ちなみに自分は銅を使いました。とても勉強になったので、とても良かったと思いました。
琉球大学附属中学校 1年 M.N.
草木染 午前中に漬けたガーゼハンカチを色ムラにならないように先生たちが混ぜていた。ガスコンロはあまり家でも使わないから使い方がわからなかったけどこの実験で、あらためてわかった。
金属の液体で銅が蛍光の青のような色だったので、銅の媒染液はとかす前の銅と違って面白い色になるんだなと思った。私は銅、アルミ、鉄の媒染液の中から鉄をやって、鉄をつけると、しぶい感じの色になった。髙良先生の話から、地域ごとに染め方、媒染液、模様のつけ方は異なって、色んな草木染ができると知った。最後に農学部の敷地を周った。牧草が植えてあるところがいっぱいあってきれいだった。ウコンを改良してブランドのウコンを開発したと聞いて感心した。
与勝緑が丘中学校 2年 H.T.
私たちのグループはカンヒザクラの枝、皮を使って草木染という植物の色素を使う染め物をしました。カンヒザクラの枝、皮を煮てざるでこし、豆乳をつけておいたガーゼハンカチを染色液につけました。サクラだし枝も赤みがあるものがあったので、染色液はピンク色かと思いましたが、赤みのある茶色(桜がしおれた色)になっていました。次に媒染液にガーゼハンカチをひたしました。媒染液には色素を落ちにくくしたり、色味が変わる等の意味があるそうです。媒染液なしのハンカチはあわい桜色なのに比べてアルミ媒染液、銅媒染液は色があわくなったり、あざやかになったりと多少の色の違いがありました。どのグループでも一番違いがわかりやすいのが、鉄媒染液で黒めになりました。色落ちについては予想がつきましたが、色味まで変わるのは知りませんでした!またあまった時間に与那国馬とのふれあいや農園内案内などもして下さりました。とても新鮮で楽しかったです。貴重な体験ありがとうございました!
Posted by サイエンスリーダー育成事業 at 17:00│Comments(0)
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