こんにちは。
サイエンスリーダー育成講座事務局の沖縄県公衆衛生協会です!
先日、延期していました中学生プロジェクト中南部拠点の前半講座を実施しました
★身近な植物(沖縄の植物)の香りと機能性を学ぼう!★
日 時:令和3年10月30~31日、11月13~14日
場 所:琉球大学農学部133室&千原フィールド
講 師:琉球大学農学部
教授 高良 健作 氏・准教授 稲福 征志 氏・助教 波平 知之 氏
1日目 水蒸気蒸留法で植物から精油をとろう
初日は紀元前3000年頃のエジプトで用いられていた方法で、精油をとる実験を行いました。
午前中は香りについて講義を受けた後、農学部が所有する千原フィールド(農場)を見学しながら精油を集める植物を採取しに行きました。
ティートリー、シトロン、グァバ、みかん、シークワーサー、ミント、ローズマリーなどなどみんなで香りを楽しみながら精油にする材料を採取しました。
みなさん初対面でしたが、農場見学をしながら緊張も少しほぐれた様子でした。
午後は採取した材料を水蒸気蒸留法で精油にしました。
各グループ、どの材料をどの割合で入れるのか真剣に話し合っています。
材料が決まれば細かくして機器に入れます。
沸騰させた水の蒸気と一緒に材料に含まれる油成分を取り出すという仕組みのようです。
みなさん興味津々に集まる様子を見ていました。
苦労してすりつぶした材料から採集できた精油はほんの少しで普段使っているアロマオイルのすごさがよくわかります。
また、各グループ同じ材料を使っていても配分が異なっていたのもあり、それぞれ異なる香りの精油が完成しました。
植物が持つ香り成分の魅力に虜となった1日でした。
2日目 食品中のビタミンCを測ってみよう
翌日は家から持ってきた野菜や、1日目に採取した果物が持っているビタミンCを計測しました。
ビタミンについてや実験でよく使われるマイクロピペットについて学んだあと、実験に入ります。
4グループで計8種類の計測を行いました。
にんじん(皮と中身)、じゃがいも(皮と中身)、シトロン(皮と中身)、レタス、モリンガ。
結果はモリンガが圧倒的にビタミンC含有量が多いという結果となりました
モリンガはお茶としてよく飲まれていますが、お茶にすることでビタミンCがどのように変化するのかも気になりますね。
この日は時間の都合上、加熱した野菜のビタミンCまで測ることができませんでしたが、これをきっかけに、みなさんがビタミンに興味を持ってくれたらうれしいです。
ちなみにこの日の講座は大学でも実際に大学生が行う授業と同じ内容だそうです。
結果から濃度の算出を行うのにみなさん苦戦していましたが大学生も苦戦するそうです
さて次回は11/13(土)です。
みなさん次回もよろしくお願いします